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Channel: 辰姫 ~石田三成の娘の生涯と軌跡~
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プリセプター(専属指導者)を失った子の後釜につく

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 歳も40となれば自分の事だけを考えるなんてことは出来ないものです。次世代の育成も視野に入れ行動すべき時期でしょう。

 皆様はどうでしょう?新人や後輩や若者たちが未来を担う事を考え行動したりしているでしょうか?


 職場で司令塔の役にまだ付く事の出来ない二年生(昨年度の新人)がいて、そのうちの一名が、専属の指導者(プリセプター。いわばコーチのようなもの)が退職してしまったため、プリセプター補佐役としてのアソシエイトという立場の私がその子のプリセプター代わりに指導していく事になりました。

 本来なら職場全体で新人を育て(指導して)、専属の指導者は新人にとっての心の支えや”最後の砦”的存在となり、共に成長を目指す姿が理想形なのでしょうが、現状は厳しいものです。

 悪い点や、出来ない点のみに注目し、それを注意指摘もせず、ただ本人のいない場所で話のネタにしているようでは、指導という点を語る前に、職場の協力体制としてどうか、いや、一組織人・人としてどうか?

 そんな状況下で、若手に「もっとやる気を出せ」「私が若い頃はこうだった」などといったところで、若手がやる気を持てるわけがありません。

 褒めるばかりでは成長はしません。一方、失敗からでしか学べないものもあります。
 また、人は成功体験(褒められることも含む)によって、自身と意欲を得ます。

 今、100点満点中に10点しか取れない実力ならば、これから残りの90点分をとれるようにすればいいだけの事です。

 評価なるものは次の育成につながらなければ価値はありません。点数をつけてダメと決めつけそれでおしまいなら、そんな評価などする必要も価値も全くないものです。


 新人や若手は可能性の宝庫です。成長には個人差はつきものですし、今、伸びていないものでも、何かのキッカケや時期が来て一気に開花するかもしれません。大器晩成という実例は実に身近に多くあるものでしょう。


 今回私が指導保護をみる事になったその子も、私が担当する以上、私が”最後の砦的存在”になり、ながい目でしっかり育成していくつもりです。今まで「あ~しろ、こ~しろ」や「なんで出来ていないの?」と言われたい放題で来たみたいなので、ここらで私が流れを変えます。

 今の新人や若手も、20年後には大ベテランです。新人育成は職場や業界の未来への投資です。

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