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Channel: 辰姫 ~石田三成の娘の生涯と軌跡~
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読経を続け、今更自覚した事

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 幾度も書いていますが、毎日、日課で読経をしています。

 大悲心陀羅尼もつっかえずに唱えられるようになりましたが(全文暗唱出来るまでは至っていませんが・・・)、慣れてくると、つい早口になってしまうのは私だけでしょうか・・・?

 般若心経は暗唱だけでなく現代語訳も、空海の残した般若心経秘健の内容も暗記しているので、大悲心陀羅尼よりもさらに早口になってしまう事があります。

 ・・・それに最近になり自覚し、自分を戒める気持ちになりました。


 お経、すなわち経典(に書かれている内容・お経の語訳)とは、人間より崇高な御仏という存在を通しての、なん前年という時を経ても現代に伝い残されている”教え”です。願望成就や魔除け云々といった魔法の呪文ではないのです。

 だから、僧侶の方がお経を読まれる時は、暗唱できるはずなのに必ず経典やお経の文章を見ながら唱えられているはずです。

 これは、お経という教えは、御仏という自分たち人間よりも崇高な存在が、人としてより良く正しく生きられるための教えなのだから、その文章は”母親からの手紙”を読むように感謝やありがたみを込めて読むべきという意味から来ています。

 だから私も日課では(辰姫の墓参りの時も)、暗唱できる般若心経でも必ずその文章を見ながら唱えています。もちろん大悲心陀羅尼もです。

 ・・・一人の時に気分で口ずさんでしまう事もありますが・・・その時は(も)必ず最期に回向文を付け加えています。

 そんな何千年もこの世に伝えられ、消滅をしない、素晴らしい”教え(お経)”を、慣れから早口になるという事は、軽んじてるという事なのではないか?そう思ったのです。


 故人に届き個人が喜んでくれれば・・・。
 その気持ちを忘れずに読経を続けていくつもりです。


 ちなみに、幾度も書いていますが、私は現代の宗教団体やTV特集の心霊現象などは全く信じておりませんし、宗教団体や会に属する気は今もこれからも全くありません。あしからず。

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