Quantcast
Channel: 辰姫 ~石田三成の娘の生涯と軌跡~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 591

千手観音大悲心陀羅尼経の説くところを思い出し・・・

$
0
0
 さて、読経について幾つか記事を書いてきました。

 日課である読経で大悲心陀羅尼、般若心経、光明真言、聖観音咒、懺悔文、回向文を日々読誦している事も度々述べてきました。


 ふと、千手観音大悲心陀羅尼経の語訳を思い出しました。

 千手観音大悲心陀羅尼経(の語訳)の中に「大悲心陀羅尼を誦読する者はその読誦の効果はとても凄いので読誦する事に対し決して怠け心を抱いてはいけない」(←かなり嚙み砕いた言い回しにしました)と述べています。

 私は朝晩に読経をしていますが、今まで大悲心陀羅尼は朝しか唱えていませんでした。

 ・・・長いからです。般若心経のほぼ倍の長さの為、時間を要します。
 朝は早起きをすればなんとかなりますが(辛いけど・・・)、仕事を終えて疲れ切って、帰宅後に家事をこなして・・・疲れによる喉の渇きと疲労を考えると「朝に唱えれば夕(夜)はいいかな・・・」なんて思ってしまっていたからです。

 ・・・自分の都合による”怠け心”ですね、これって・・・。
 大悲心陀羅尼の意義を説明している千手観音大悲心陀羅尼経の説くところに反していますね。

 お経は捧げれば故人や御仏が喜び、功徳が生じ(←本当かどうか証明は出来ませんけどね)、回向文によってその功徳を自分のものだけとせず、多くの存在に振り分け、最後にはその分が自分に返ってくるとされています。

 自分の願い事をかなえる為や、オバケを追い払うような事などの為の行為や存在ではありません。


 ・・・と、まぁ、千手観音大悲心陀羅尼経の内容をふっと思い出し、反省を抱き、朝だけでなく、きちんと朝晩の読経に大悲心陀羅尼を唱える事にしました。

 何千年も前から現代に伝わる貴重な教えや心得の内容を知りつつ、それと反するのは、あまりにもったいない(なんていうと失礼か・・・)というか・・・愚かに思えるからです。


 ちなみに宗派にもよりますが、大悲心陀羅尼も般若心経も、法事などの時に読まれるお経です。
 自分の孫や子孫(や慕ってくれる人)に直にその経典を捧げられ、先祖や故人も喜んでくれるだろうと勝手に思っています。


 ・・・ということで、朝晩に大悲心陀羅尼をしっかり唱え始めた私です。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 591

Trending Articles