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Channel: 辰姫 ~石田三成の娘の生涯と軌跡~
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一年生の気持ちをよみがえらせる日々

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 新たな職場で再起動し始めた私です。
 日々思うところがあります。

 私は医療従事者として20年以上のキャリアと実習生の指導者の経験と肩書を持っています。

 ・・・が、”畑が変われば一年生”です。その場所では新人です。

「あぁ・・・新人の時ってこんな気持ちだったんだよなぁ・・・」
 なんて思い返しています。

 以前の職場ではそれなりの位置にいました。
 経験値もあり立場的にも優位にいた事は確かです。
 平たく言えば”わがままや融通が通る”ということです。

 新人にはそれがありません。
 特に資格を取得したての新人。
 先輩や組織にあらがう事など到底できない立場の新人たち。

 正論を吐いても、仕事や知識が無ければ相手にされない立場の新人たち。

 そんな新人の気持ちが今の私には痛いほど解ります。

 もっとも、私のキャリアを知り、まだ一カ月もたってはいませんが、業務上、技術的なものの片鱗を出しつつあるので(出さざるを得ないので)、それを見て周囲の多少の遠慮を感じる事もありますが・・・。
 実習指導者の肩書と経験は伏せてはいます。

 完全に一年生として再起動していく事が私の望むところでもあったからです。


 ”慣れ”とは必要でもあり、また危険なものでもある。
 仕事に慣れる事は当然必要です。
 しかし、これが人間性において誤った方向へ進むと人として歪んでしまう。

 ”我””わがまま””横柄””贔屓””自分優位でないと気が済まない”など・・・

 これが通るようになってしまうと、その場の立場や居心地がいい代わりに、人として落ちていく気がしてなりません。
 ・・・いや、これこそ仏教でいう”業”の蓄積でしょう。
 一度行った”業”をないものにする術はありません。お釈迦様の言葉にもあるように。

 ・・・そんな偉そうに描いている私ですが、これも今の職場で一年生として再起動の道を自分で選択し選んだからわかった・・・というより再認識でき痛感したといった方がいいのかもしれません。


 明日も仕事ですが・・・今の一年生としての立場(完全なピカピカの一年生とは言えませんが・・・)から再認識できたことは忘れずに自分を戒めながら自分も皆も良い方向へ向かえる行いをしたいものです。

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